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百年後に飲む長期熟成酒 「百々登勢 秘蔵百年」を限定製造
株式会社福光屋(本社・金沢市、社長・福光松太郎)は、長期熟成酒研究会(事務局・東京都千代田区)の創立20周年記念企画として、百年後に飲むための長期熟成酒「百々登勢 秘蔵百年」を限定製造いたします。

■長期熟成酒研究会20周年企画■

長期熟成酒研究会は、古くから貴重なお酒として存在しながら、明治時代になって姿を消した日本酒の長期熟成酒(いわゆる古酒)の復活をめざして、昭和60年に全国の蔵元有志が集まって創立されました。以来、長期熟成酒の製造研究と普及啓蒙を目的にさまざまな活動を続けており、現在の会員蔵元数は当社を含め50社です。
本年は当研究会の創立20周年の節目を迎えた記念企画の一環として、会員蔵元各社が百年貯蔵をめざす酒の出品をし、当社からは「百々登勢 秘蔵百年」を出品いたします。
■百年貯蔵をめざす酒■
「百々登勢 秘蔵百年」は伝統的な山廃もとを使用し、木桶で仕込んだ純米酒です。 酒米には、契約栽培した兵庫県坂本産の山田錦を使用。酒米をあまり磨かないことで、旨味成分が十分に引き出されるようにしました。そして、木桶に住み着いた蔵独自の微生物群が生息し、もろみ仕込みの時にその微生物群が活躍することにより、色々な微生物が造り出した生産物が絡み合い、複雑な味わいとなります。
まさに、百年前の酒造りに現代の酒造技術が加わった酒と言えます。
今回の百年貯蔵のための酒は、その複雑な味が長期熟成期間を経ることにより、百年後には深紅のルビーの輝きをたたえ、調和した深い味わいと香りが渾然一体となり、坂口謹一郎先生が表現された「さわりなく水の如く飲める酒」となる事を願って造ったものです。
■金沢らしさを追求したデザイン■
金沢を代表する陶芸である九谷焼の壷を使用。金沢出身の芸術家・能川富美子氏に依頼し、百年後の酒にかける思いを書と絵に表していただきました。
■貯蔵場所■
福光屋本社、東京農業大学
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