日本酒には、造り方によってさまざまな味わいと香りのタイプがあります。お料理との相性を検証していく前に、基本となる日本酒のタイプ別分類をご紹介します。味と香りの2軸から、4タイプに分類されています。


●日本酒のタイプ別分類と適応グラス
■香りの高いタイプ
色調は淡く、果実や花のような上立ち香が高く、軽快で
きれいな味を有する。
吟醸酒、大吟醸酒などがこれにあたる。
▼グラスは、香りがひろがる円筒型もしくはラッパ型がよい。
 (容量:120N以上175N以内)
■軽快なめらかタイプ
色調は淡く、上立ち香はやや弱いが、新鮮で軽快な含み
香と、なめらかできれいな味を有する。
生酒などがこれにあたる。
▼グラスは、喉とおりのよいラッパ型がよい。
 (容量:70N以上110N以内)
■コクのあるタイプ
色調はやや濃く、おちついた香りとやや重厚なほどよい
苦味を有する。
純米酒、本醸造酒などがこれにあたる。
▼グラスは、ふくよかな、うりざね型がよい。
 (容量:200N以上250N以内)
■熟成タイプ
色調は濃く、シェリーや老酒のような香気をもち、重厚
でほどよい苦味と後味のよさを有する。
古酒などがこれにあたる。
▼グラスは、ゆったりとしたたて長うりざね型がよい。
 (容量:300N以上360N以内)
                           (報告:日本酒サービス研究会)



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