平成元年(1989年)1月に誕生した「福正宗 吟醸新酒 一九八九年」。平成の御代の陛下御即位と新元号の幕開けを祝して、福光屋ではこの香り高く初々しい純米大吟醸の搾りたてを、酒蔵に併設した熟成蔵「氷室蔵」でゆっくり氷温瓶貯蔵することにいたしました。天皇陛下御在位の間、30年に及ぶ豊かな熟成という時間は、お酒に万有の恵みを授けました。搾りたての純米大吟醸の豊かな香味をそのまま残しながら、穏やかな旨味をさらに深め、芳醇な余韻を湛えた、福光屋に現存する唯一の純米大吟醸30年熟成酒です。
この度、平成の結びをお祝いする慶祝行事にちなみ、次代に続く永久の多幸と安寧を心から願って99本限定のお披露目と相成りました。
お知らせ
平成元年1月より30年間氷温瓶貯蔵した、限定99本の純米大吟醸
「福正宗 吟醸新酒 一九八九」2月23日(土)予約開始のお知らせ
平成30年間、氷室蔵で熟成させた純米大吟醸。
福光屋と長期熟成酒
福光屋が、日本酒の長期熟成酒の研究に取り組みはじめたのは1959年のこと。四季の温度変化に従った熟成からはじまり、1964年には年間を通じて温度管理が可能な貯蔵庫を設け、繊細な酒質であるために厳密な温度管理が必要な吟醸酒を低温度帯で長期熟成させる研究も開始。1970年開催の大阪万博では、3年熟成の吟醸酒「福正宗 オールド」が出品され(清酒業界初)、日本酒に、繊細な吟醸酒に長期熟成ができ得ることを知らしめ、当時大きな話題となりました。長年にわたる研究が実を結び、福光屋のプレミアムブランド「瑞秀」、「百々登勢」、「初心」などで、長期熟成酒を発表しています。
商品仕様・特徴
福正宗 吟醸新酒 一九八九
原材料名 | 米、米麹 |
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原料米 | 全量契約栽培米・酒造好適米使用 |
精米歩合 | 50% |
製造法 | 純米大吟醸 |
アルコール分 | 15度 |
日本酒度 | +5.0 |
酸度 | 1.2 |
保存方法 | 要冷蔵 |
容量・価格 | 500㎖(化粧箱入) 30,000円 (参考小売価格・税抜) |
シニアソムリエによる味わいの評価
香り | 穏やかながらも芳醇さを感じる香り、吟醸香の華やかで甘い印象。洋梨、白桃、バナナの果実香に花の蜜の香りが加わる。 |
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味わい | 第一印象は柔らかく上品な甘み。広がりにはフレッシュな酸味を感じさせ、後半は旨味をともなった苦味が全体を引き締めている。余韻には洋梨のコンポートを思わせる甘いフレーバーがとても長く持続する。 |
総評 | 30年熟成しているとは思えない外観や香り。新酒の特長を残しながら口内でのフレーバーの広がり、余韻の長さが熟成の効果を存分に感じさせる。氷温瓶熟成が大変よい影響を与え、成功した証ともいえる。 |
温度 | フレッシュさを楽しむ場合は10℃前後 |
グラス | スタンダード型のワイングラス、口が広めの猪口 |
料理 | 鯛や鮃の昆布〆め、アワビの蒸し煮、鱚の天ぷら、キッシュ・ロレーヌ、生ハム、ポトフ、仔牛のカツレツ、海老とイカの塩味炒め、ブロッコリーの蟹肉あんかけ、白カビタイプのチーズ、シェーヴルタイプのチーズ。 |
シニアソムリエ 辻 健一
一般社団法人日本ソムリエ協会 前北陸支部支部長。各国のワインをはじめ、チーズや日本酒・日本茶にも精通。福光屋の商品開発コンサルティング、官能評価、ペアリング監修を担う。
予約開始 | 2019年2月23日(土) |
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発売日 | 2019年3月22日(金) (発送開始) |
販売数量 | 限定99本 |
販売店 | 自社通販(福光屋 オンラインショップ)、Amazon |
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