広告史(昭和)
福光屋は地方の酒蔵にしては珍しく、早くから宣伝広告に取り組んでいた。それは十二代目福光博の戦略であった。
とくに、当時の人気漫画であった横山隆一氏の「フクちゃん」をアドキャラクターとして採用したことの効果は絶大だった。
「フクちゃんフクマサもってきて」をキャッチコピーに、テレビコマーシャルをはじめとするさまざまな広告展開をはかった。これらは約20年間にわたって継続され、地元の広告史上にも残るシリーズとなった。
横山隆一氏(1986年撮影)
「フクちゃんクラブのメンバーたちと、金沢においしいものを食べに行くのが楽しみだった。お酒もたくさん飲めたしね」
横山隆一先生は、平成13年11月8日他界されました。先生のご冥福を心よりお祈りいたします。