旧暦6月1日(7月1日)に将軍へ氷室の氷を献上したという故事にならい、冬の酒蔵で仕込んだ純米大吟醸の搾りたてを、そのまま氷室の氷のごとく氷温で貯蔵しました。香り高くなめらかな味わいの生酒で、素材の持ち味をいかしたお料理と絶妙な相性を示します。氷室開きの時期に蔵出しいたします。
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2017.7.17.
加賀藩代々の夏の献上品にちなんで。盛夏の美酒「氷室献上」
「氷室」と聞いて、加賀藩ゆかりの伝統風習とわかる方はかなりの金沢通です。藩政時代、代々の加賀藩主は、江戸の徳川将軍家に暑中見舞いの品として、大寒の時期に室に仕込んだ氷雪を真夏に切り出して献上していました。江戸までの道中120里(約480㎞)を昼夜走り、4日をかけて運んだといいます。旧暦の6月1日(現在の7月1日)は、氷室の氷を取り出す「氷室開き」が行われる日。現在の金沢にも、夏場の無病息災を祈念して、饅頭や竹輪、杏を食す「氷室」にちなんだ風習が広く受け継がれています。
風雅な名がついた「氷室献上」は、このような加賀藩に伝わる故事にちなんだ上質なお酒です。契約特別栽培米の山田錦のみをつかった純米大吟醸を氷室のごとく氷温で貯蔵し、涼やかなボトルに詰めた生酒。香り高くなめらかな味わい、城下・金沢の情緒をお楽しみいただけます。
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