金沢の料理人に習う【1・2月】加賀鳶を味わう肴 | こめから.jp | お米のチカラで豊かに、上質に。

醗酵レシピ

RECIPE

2022.1.7.

金沢の料理人に習う【1・2月】加賀鳶を味わう肴

金沢を代表する料亭「日本料理 銭屋」のご主人・髙木慎一朗さんに「加賀鳶」に合わせる季節の酒肴を教えていただきました。石川の冬の幸を代表する蟹と鰤を簡単な肴に。合わせるお酒は、山廃の柔らかな旨味で魚介の力強さに応じる加賀鳶の新顔「加賀鳶 山廃純米吟醸 金沢限定」ですが、たっぷりしたお米の旨味、味わいの奥行きがある日本酒に幅広く合わせられます。新鮮な魚介が手に入ったら、ぜひご家庭でお試しください。

香箱蟹とねぎの炒め

香箱蟹の身、子を取り出す(香箱蟹はずわい蟹の雌のことですが、手に入らなければずわい蟹で美味しく作ることができます)。ねぎは小口切りに。フライパンにごま油を熱し、ねぎを炒め、蟹を加える。薄口醤油、味醂、塩で味を調え、生姜の搾り汁少々を加えて浅葱を散らす。蟹とねぎの甘味、香りが引き立ち、抜群の肴に。「短時間で作れるのが肴の鉄則。炒めるという料理法は、家庭での酒肴作りに最も有効だと思います」と、髙木さん。

鰤(ぶり)のおろし和え
「寒鰤など脂がのった魚はつけ醤油を弾いてしまい、よく絡まない。大根おろしに醤油をたっぷりかけてお造りと一緒に和えるようにするといいですよ」と髙木さん。先代が考案し、広まったお造りの提供方法をご家庭でも。醤油は鰹、味醂で風味をつけた土佐醤油を使用。鰤の部位はお好みで。

教えてくれたのは>>
髙木慎一朗さん(日本料理 銭屋)
お座敷とカウンターそれぞれで、最高の地物をつかった正統派の日本料理を供する名店。二代目主人の髙木慎一朗さんは、国内外で日本料理の技と文化を伝える和食界のリーダーです。「加賀鳶 純米吟醸」や「加賀鳶 山廃純米 超辛口」が楽しめます。
髙木さん流 美味しい酒肴を作るには?

「お酒を飲みたいと思ったときに、肴に凝って時間をかけ過ぎては本末転倒。いつもの食材で手早く作ることができるといいですね。日常の食材でも塩の種類で食感や味わいに変化をつけたり、本味醂で旨味を膨らませたり。調味料にこだわるのも一つのアイデアです」。

日本料理 銭屋

石川県金沢市片町2丁目29-7
TEL:076-233-3331
17:30〜22:00 (L.O. 19:30) 不定休
https://zeniya.co.jp
【要予約】オンライン予約のみ

◎掲載のお料理はお店では提供しておりません。

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