一切の火入れをせず力強くしぼった純米酒を、爽やかな風味そのままに封じ込めました。力強い骨太さがありながら、フレッシュで軽やかな味わい。清涼感あふれるキレの良い辛口に仕上がり、米の旨味が存分に生きた夏季限定の美味しさです。爽やかなスパイスがきいた料理に良く合います。
品々
PRODUCT
飲み方、お料理で自在に楽しめる! 季節限定酒「加賀鳶 夏純米・生」。
日本酒の季節もまた一つ巡り、夏酒のシーズンが到来しました。さっぱりした飲み口で、フレッシュな旨味、心地よいキレが楽しめるのが夏の加賀鳶。ちょうど今の気候や食材にぴったり合うように造られた季節限定酒です。
造りの工夫
今年の「加賀鳶 夏純米・生」は、さらっとした飲み口にしっかりした旨味、昨年より酸度が高いのが特長。これから暑くなる季節、キリリとよく冷やして冷酒で味わっても味のバランスが保たれ、ロックや炭酸割りにしてもお酒が薄まらず、本来の美味しさを存分に楽しんでいただこうという造りの工夫がされています。
美味しく感じる酸の効果
「お酒は冷やすと味が締り、酸も温めると強く感じ、冷やすと感じにくいという味覚の特長があります。この酸味をしっかり表現すると、お酒の骨格がしっかりしてキレのよさを感じさせることもできるのです。夏ならではの飲み方をしても、お酒の線が細くなりません」と、美味しく感じる酸の効果を話す杜氏の板谷和彦。
酸を際立たせるには、造りにもポイントがあるそうで、麹を総破精にしっかり育て、その後の醪でもお米をよく溶かすことで、酸味と味の濃さを引き出すそうです。
料理とのペアリング
相性のよい料理は、塩とレモンでいただく、そら豆やアスパラ、ヤングコーンなどの季節の野菜。鮎の塩焼き、薬味をたっぷり混ぜ込んだ鯵のたたき、貝の和え物などの旬の魚介。岩塩と粗挽きこしょうでシンプルにいただくお肉のグリルなど。
「基本は、塩とレモンがおすすめですが、うなぎの蒲焼きや金沢の郷土料理の一つで、素焼きした白身魚に甘辛いタレをかけた“色付け”にもよく合う、そんな守備範囲の広さもこのお酒の特長です」と杜氏。
飲み方アレンジ
炭酸で割る場合は、1対1の割合でミネラル分の少ない強炭酸がおすすめ。ミネラル分が多いとお酒に渋味や苦味が出ることがあるそうです。
今年の味を追求して仕上げた「加賀鳶 夏純米・生」の魅力を、杜氏自らが解説する動画も公開しています。ぜひご覧ください。