一切の加水をしない原酒ならではの濃醇な味わい、瓶詰め時の火入れをしない生詰め(一度火)ならではの軽い飲み口が特長。「加賀鳶」の山廃仕込純米吟醸はこの「冷やおろし」でしか味わえない限定酒です。
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2017.9.7.
ひと夏を越して濃醇な旨味をまとった、加賀鳶「冷やおろし」
全国の酒蔵から「冷やおろし」が蔵出しされる初秋。日本酒好きが待ち望んだ季節がようやく到来しました。「冷やおろし」とは、冬季に仕込んで搾りまでを経た酒を蔵のタンク内でひと夏熟成させ、秋の訪れが感じられる頃(ちょうど蔵内外の気温差がなくなった時分を見計らって)蔵からおろされたお酒のこと。熟成酒の部類に入り、半年間の熟成が、まろやかで濃醇なコクと旨味を引き出します。搾り立ての新酒にはない、調和のとれた深みのある味わいと風格は、まさに日本酒シーズンの魁ともいえる存在。今年の「加賀鳶 山廃純米吟醸 冷やおろし」は、“会心の出来”と杜氏が胸を張る最高の仕上がりです。おすすめの肴は、カレイの煮付けや、季節野菜の炊き合わせなど、甘辛い醤油風味とよく合うとか。折しも9月は石川県の底引き網解禁の月。美味しい地魚と日本酒の口福の季節が始まります。
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