春のうららかな昼下がりに、できれば屋外で軽いおつまみと楽しみたい香りと味わい。2月24日に発売された「福正宗 酒歳時記 春吟醸」は、そんな個性をもつ純米大吟醸の生酒、うすにごり酒です。

春夏秋冬、それぞれの季節をお酒を通して感じられるようにと造られるのが季節限定酒。山菜の天ぷらやたけのこ料理、アスパラガスやそら豆などの春野菜のグリル、ハーブを効かせた鶏肉のロースト、フレッシュチーズなど、和洋の春の食材にしっかり合うことはもちろん、お花見や、春風の心地よい夕方にテラスで1杯…そんなシーンでつい飲みたくなる香り、口当たり、味わい、余韻が調和した仕上がりです。

契約栽培米の山田錦を100%使用し、丹念に仕込んだ吟醸造り。搾りの際に醪の成分をあえて残したおりがらみです。柑橘を思わせるフレッシュで豊かな吟醸香に、果汁のようなみずみずしい酸味とかすかな苦味。しっかりとしたボリューム感があるのは、お酒に含まれた澱によるものです。

春気分を堪能させてくれるこのお酒にほどこされたのは、春の野山で無邪気に遊ぶ熊の親子の愛らしいアートラベル。九谷焼窯元・上出長右衛門窯の後継者でアーティストの上出惠悟さんが、こよなく愛する里山の風景、そこに生きる動植物の姿を優しい眼差しでとらえた一枚です。春の訪れと生命の喜びに満ちた、軽やかなイラストレーションはまさにお酒の味わいにぴったりです！