夏酒の逸品。氷温で約半年間貯蔵した、純米大吟醸の生酒「福正宗 氷室献上」。 | こめから.jp | お米のチカラで豊かに、上質に。

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2019.6.18.

夏酒の逸品。氷温で約半年間貯蔵した、純米大吟醸の生酒「福正宗 氷室献上」。

初夏に蔵出しされる日本酒には、暑い季節にこそ美味しく味わえるさまざまな造りの工夫が凝らされているのをご存じですか? 冷酒にして最も美味しく、爽快な口当たり、清涼感を楽しめるお酒を、最近では“夏酒”と呼びます。発泡性の純米大吟醸や低アルコール、酸やキレのしっかりしたお酒など、さまざまな種類がありますが、その一つに“生酒”というジャンルがあります。搾った直後と瓶詰め後の通常2回行う火入れを一切行わず、生のお酒を低温熟成させてフレッシュな味わいとみずみずしさ、つるりとした食感を楽しめるものです。

かつて、加賀藩の代々藩主が氷室に仕込んだ氷を江戸の将軍家に献上していたことにちなんだ「福正宗 氷室献上」は、そんな生酒の特長に、“氷温”熟成の効果を添えた夏の銘酒です。山田錦のみで仕込んだ純米大吟醸の搾りたてを、氷室の氷のごとく摂氏−2〜0度に保たれたタンクで約半年間氷温貯蔵。生酒の中の酵素が氷温下でゆっくりじっくり働いて、お酒をよりよく育んだ賜物です。純米大吟醸生酒ならではのフルーティーな香りをそのままに、角がとれた絹のようななめらかな口当たりと、時間をかけてたくわえた甘味、穏やかな酸味のバランスが絶妙です。香味、食感、味わいが最もよくまとまった夏酒といえます。
「今年は、厳冬期に出来上がった純米大吟醸を、昨年より長い時間を設けて香りの熟成と味の熟成を理想的に進めることができました。生酒熟成の醍醐味を楽しんでいただけると思います」と板谷和彦杜氏。
品のよさ、ボディの確かさ、飲みやすさは飲み手を問わず、贈り物からご自宅用にと幅広くお楽しみいただける自信作です。季節の鮑やつぶ貝、じゅんさいやきゅうりの酢の物、蓼酢でいただく鮎の塩焼き、寿司や素麺、鶏肉の香草焼き、生春巻きなど、爽やかな香りや酸味がアクセントになった和食はもちろん、世界の料理にもよく合う懐の深さもそなえています。

 

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7月1日は氷室の日。加賀藩の伝統行事にちなんだ酒「氷室献上」。(2018.6.27.公開)

福正宗 氷温貯蔵 生酒 氷室献上 純米大吟醸
氷温貯蔵の生酒を氷室開きに蔵出し

旧暦6月1日(7月1日)に将軍へ氷室の氷を献上したという故事にならい、冬の酒蔵で仕込んだ純米大吟醸の搾りたてを、そのまま氷室の氷のごとく氷温で貯蔵し、氷室開きの時期に蔵出しするストーリーのある夏酒です。香り高くなめらかな味わいの生酒で、素材の持ち味をいかしたお料理と絶妙な相性を示します。

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