百年の時をかけて福光屋に辿りつく清冽な仕込み水「百年水」と、契約栽培した石川県産の酒造好適米「五百万石」、金沢生まれの「金沢酵母」で仕込んだ純米吟醸の生貯蔵酒です。爽やかな吟醸香とフレッシュでなめらか且つ軽快な飲み口は食材を華やかに引き立てます。涼しげなボトルにあう爽やかな味わいで、ギフトやお土産に最適です。
品々
PRODUCT
2019.5.22.
石川の豊かな気候と風土が育んだ、夏の吟醸酒「金沢涼風」。
福光屋の夏酒の第一弾として発売された、「福正宗 純米吟醸 金沢涼風」。銘のごとく、涼風が吹き抜けたような心地よいすっきりとした味わい、さらりとした喉越しが特長の辛口に仕上げた吟醸酒です。より印象を強めるのは、金沢酵母特有の甘くしっとりした香り。するりとした口当たりの中にある熟した果物のような香りが奥深さを添え、このお酒の楽しみをより豊かにしてくれます。
使用した酒米は、シャープで輪郭のくっきりとした辛口酒に用いられることの多い五百万石です。「金沢涼風」に用いられる五百万石は、契約栽培・特別栽培米の石川県産。霊峰・白山を水源に日本海にそそぐ手取川沿いの山あいで、栽培に情熱を傾ける僅か一軒の農家が作ったお米です。じつは、福光屋のお酒や醗酵食品を仕込む際の水は、この白山の麓に降り注いだ雨雪が地中深くしみ込み、百年の時をかけて酒蔵の地下に辿り着いた天然水です。いわば、同じ白山のお水で育ったお米とお酒。田んぼと酒蔵の命ともいえる、“水”を共にした縁の深いお米から生まれたお酒なのです。金沢生まれの酵母をふくめ、石川の気候の中で健やかに醸された賜物です。夏の宵、日本酒のテロワール(生育環境、土壌)に思いを馳せながらお楽しみいただくのも一興。稚鮎の塩焼きや、鱚の天ぷら、塩味でいただく焼き鳥などシンプルな酒肴と好相性です。