酒蔵だより
SAKAGURA
【速報!】金沢国税局酒類鑑評会で、福光屋が優等賞を受賞しました。
平成30酒造年度「金沢国税局酒類鑑評会」の「吟醸の部」において、福光屋が昨年に引き続き2年連続の優等賞を受賞したことをご報告します。国税庁によって北海道から沖縄まで12の各国税局主催で行われるこの鑑評会は、酒造技術の発展を促し、酒類の品質向上を図ることを目的にした歴史と由緒のある清酒のコンペティションです。金沢国税局酒類鑑評会は富山、石川、福井の北陸三県を対象に「吟醸の部」、「金沢酵母 吟醸の部」の2部門で構成され、今年の「吟醸の部」には39の蔵元から124点が出品。3月19日から3日間にわたる予審・決審で、酒類技術指導機関の職員や製造技術者、鑑定官のべ54名の品質評価員によって、蔵元や銘柄が伏せられた出品酒の品質の優劣や、吟醸酒としての香味の調和、品格を考慮した評価が行われました。その結果、福光屋の出品酒「福正宗」が栄えある優等賞に選ばれ、4月18日に開かれた表彰式では、石川県代表として社長の福光松太郎と杜氏の板谷和彦が2年連続の登壇の栄まで賜りました。
「平成30酒造年度は品質のよい原料米に恵まれ、高い技術力を遺憾なく発揮されたことで上品な味わいと芳醇な香りをもつものが多く、上質な酒質のものばかりであった。その中でも優等賞を受賞したお酒は、香味の調和がとくに優れていた」と、山脇幹善鑑定官室長の全体講評。
福光屋の酒造りを率いた板谷杜氏は、「この30年間の一つの集大成であることを肝に命じて挑んだ、平成最後の酒造りでした。その結果であるこのお酒を高く評価いただけたことは壽蔵17名の大きな励みであり、次の時代への明確な指針にもなります。望まれる日本酒の美味しさをさらに追求していきたいと思います」。喜びととともに、新たな気持ちで来る時代の酒造りに邁進する決意です。優等賞受賞の栄にあずかった「優等賞 純米大吟醸 福正宗」を、数量限定で4月下旬に発売することも決定いたしました。