日本酒の“春”を楽しみませんか? 福光屋の直営店店長が春酒の魅力を指南。 | こめから.jp | お米のチカラで豊かに、上質に。

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2019.2.26.

日本酒の“春”を楽しみませんか? 福光屋の直営店店長が春酒の魅力を指南。

日本酒に季節それぞれの味わいがあることをご存じですか? 春夏秋冬の季節酒の特長から春の季節酒の楽しみや味わいを、福光屋の日本酒講座の講師で利酒師でもある小島尚子店長(福光屋丸の内店)に聞きました。

――日本酒にある四季とは何ですか?
日本には四季があって、その変化を愛でる国民性があります。国酒である日本酒も四季に従って醸造されるため、自然にその環境が反映されます。さらに各蔵元の努力、杜氏や蔵人の日本人的な感性によって様々な季節をイメージした味わいが造られることから、日本酒にも季節ごとの味わいが生まれます。福光屋のお酒の場合、冬のお酒はふくよかな味わい、夏のお酒はさっぱりと爽快、秋のお酒は旨味とコクが一番に感じられる印象です。

――春のお酒の特長は?
春のお酒は、やわらかさ、繊細さが際立っていると思います。2月中旬に発売された「加賀鳶 純米吟醸 あらばしり・生」は、冬から春の季節の変わり目に蔵出しされましたが、冬のお酒の力強くふくよかな味わいと春酒のやわらかさを兼ね備えています。2月26日に蔵出しされたばかりの「福正宗 酒歳時記 春吟醸」は、繊細でなめらかな口当たり、純米大吟醸の中でもとくに花のような芳しい香りが印象的です。以前、板谷杜氏にこのお酒の特長を聞いたところ、「春霞を思わせるかすかなにごり、ちょうど花が咲き始める頃の甘く軽やかな香りなど、春特有のイメージをお酒に重ねて仕込みを行っている」とのこと。
3月に発売予定の冬期加賀鳶季節酒の最高峰でもある「加賀鳶 純米大吟醸 藍 しぼりたて・生」にもそのような味わいが表現されていると思っています。口に含むと、春の訪れそのものの高揚感、朗らかな楽しい気持ちに誘ってくれると思います。

――春酒はどのように楽しめるお酒ですか?
だんだんと暖かくなる気候にあわせ、よく冷やしていただくのがよいと思います。また、この時期に蔵出しされるお酒の多くが純米大吟醸ですから、大勢いでいただくときには乾杯のお酒としても華を添えてくれると思います。
春に限ったことではありませんが、相性のよい酒肴はやはり旬の食材をふんだんに使用したものがおすすめです。わずかに苦味のあるふきのとう、タラの芽、ウドなどの山菜類や蛤の椀物、桜鯛の昆布じめ、鱚の天ぷらなどのシンプルな料理と合わせると、お酒の繊細な香りとやわらかな風味が引き立つように思います。また、画家・牧野伊三夫さんの描き下ろしによるアートラベルも可憐で、食卓にいながらにしてお花見を楽しんでいただけます。
春吟醸をご試飲いただきながら、福光屋の春を堪能していだけるイベントも開催しますので、ご参加をお待ちしております。

福正宗 酒歳時記 春吟醸 2019
うすにごりの純米大吟醸

酒米の最高峰・山田錦を契約栽培し、伝統の技で丹念に仕込んだ季節限定の純米大吟醸・生酒です。「おりがらみ」は、別名「うすにごり」ともいい、お酒を搾る際に醪をわずかに残したお酒です。春の霞の頃のように、味わいや香りも花が咲き始める季節のイメージで造られています。春野菜などの旬の食材と合わせてお楽しみいただけます。花見酒や春のお祝いの乾杯酒、季節の贈り物にも最適です。

吟味した季節のお酒と料亭から取り寄せた上質の肴を
ゆっくりと楽しんでいただくBARイベント

『酒歳時記・肴歳時記』3月23日に開催!!

春霞のように柔らかで芳しい香りを楽しめる『福正宗 酒歳時記 春吟醸』を春の食材をふんだんに使った赤坂 「花のれん・花楽」の酒肴とともに。上質で華やかな和の趣をお愉しみください。

【開催概要】
日時:2019年3月23日(土) 14:00〜19:00(L.O.18:00)
お酒:福正宗 酒歳時記 春吟醸、加賀鳶 純米吟醸 あらばしり
酒肴:花のれん 花楽 酒肴折詰
定員:20名様(要予約)
会費:5,000円(税込)
会場:SAKE SHOP 福光屋 丸の内店
東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル1階
※事前にご予約をいただいた上、14:00以降のお好きなお時間にお越しください。

【ご予約・お問い合わせ】
SAKE SHOP 福光屋 丸の内店
TEL 03-5288-5015
marunouchi@fukumitsuya.co.jp