新年にふさわしい縁起のいい装いのお酒です。年始のご挨拶に、またお正月酒としてお楽しみください。さらりとした飲み口でありながらコクもある、冷やもお燗も楽しめる特別純米酒です。賑やかな宝船のアートラベルと題字は、「フクちゃん」でお馴染みの漫画家・横山隆一氏によるものです。
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縁起のよい宝船で福がやってくる! お正月に福光屋のお酒「迎春」。
大判小判に米俵を積んで大海原をわたる宝船を、ほのぼのとした筆致で描いたラベル画の「迎春」。このアートラベルは、戦前戦後に一世を風靡した人気漫画「フクちゃん」の生みの親である横山隆一氏(1909〜2001年)の描き下ろしです。
当時の日本を代表する漫画家・横山氏と福光屋のお付き合いは非常に深く、主人公のフクちゃんを福光屋の「福」とかけ、代表銘柄・福正宗のアドキャラクターとして起用したことにさかのぼります。1962年(昭和37年)から1988年(昭和63年)までの実に26年間、フクちゃんが福正宗の一升瓶を持って四季折々のバージョンで登場するテレビCMが制作され、“フクちゃんフクマサもってきて♪”のコマーシャルソングとともに石川・金沢のお茶の間に浸透。フクちゃんのあどけなさが主婦層や子どもたちにも親しまれ、モノクロテレビが一家に一台普及した時代と重なって“大衆のうまい酒・福正宗”ブームの立役者となったのです。
「金沢に美味しいものを食べに行くのが楽しみだった。お酒もたくさん飲めるしね」と、定期的に金沢、福光屋を訪れてくださっていた横山氏。そんなお付き合いの中で、この「迎春」のラベル画が描かれたのです。もちろん、中身のお酒はフクちゃんがCMで運んでいた福正宗です。丹念に仕込んだ純米酒に純米吟醸酒をブレンドした特別純米酒で、自然にふくらむ旨味と後味のキレのよさが特長。冷やから常温、お燗、どの温度帯でもバランスのよさを発揮し、酒肴をしっかり受け止める懐の深さが地元・金沢で愛され続けている所以です。新年の宴に、美味と懐かしさ、賑やかさを添えるお酒です。