寒さも本格的になり、冷えによる全身の不具合を感じる季節になりました。慢性的な肩こりや腰痛をはじめ、むくみ、便通の不具合、肌荒れなどが引き起こされ、“未病”ともいえる状態が続いてしまいます。その不調を手軽に軽減できる方法の一つが、毎日の入浴に日本酒を加える“酒風呂”。かつては、残った燗冷ましを翌日のお風呂に入れて酒風呂にする家庭も多く、さまざまな効果効能があるのは多くの方がご存じの通りです。

酒風呂の効用の第一は、お酒のアルコール成分によって血行が促進され、身体の芯からしっかり温まる点。血のめぐりがよくなることで疲労回復やこりの改善に効果があるのはもちろん、発汗も活発になってお肌の老廃物や余分な皮脂成分が排出されます。さらに代謝が促されてリンパの流れがよくなり、冷えが原因の冬のむくみ改善にも効果が期待できます。一般的には、身体の深部体温が1℃上がると代謝や免疫力の向上、細胞再生や内蔵機能の高まりがあるといわれ、酒風呂はさら湯と比べて短時間でその効果が得やすいといわれています。
第二に、日本酒に含まれる天然保湿因子（NMF）の主成分であるアミノ酸やミネラルなどの美容成分による美肌・保湿効果です。湯上がり後に感じられる全身のうるおい、お肌のなめらかさは酒風呂特有の効果です。翌朝に実感できる身体の温まり具合、お肌の触り心地は格別です。

福光屋は、約30年前から日本酒を美容の観点から分析・研究し、1990年に化粧水のように使える美容によいお酒「純米酒すっぴん」を発売。次いで、酒風呂のために純米酒を濃縮させた「すっぴん 酒風呂専用・原液 純米」を発売しました。飲用ではなく、あくまでも入浴のために開発されたお酒で、“原液”の名の通り有用成分を凝縮させ、酒風呂効果をより実感していただける設計。飲用ではありませんが原料のすべてが食用成分です。お米と水だけで醸造し、香料、着色料、保存料、防腐剤は一切不使用の100％天然成分ですから、安心してお使いいただけます。

今年の冬至は12月22日。師走の忙しさ、冷えによる不具合や一年の疲れによる不調を感じやすいこの時期を、酒風呂スタートの日として習慣にしてみませんか。最初は１週間に２回（500mlペットボトル１本使用）を目安に、手軽な温活のスタートにおすすめです。