ガラス容器に菰を巻いた、1.8L入り卓上サイズの菰冠(こもかぶり・ミニ樽)です。中身酒は贈答酒の定番である福正宗の銀ラベル。化粧箱は金沢ゆかりの俳画家・小松砂丘の描き下ろしです。ギフトや各種パーティー、宴会に最適です。手軽に楽しめる呑み口付なので、ご家庭でも気軽に楽しめます。
品々
PRODUCT
金沢の俳画家・小松砂丘の絵を添えた、情緒豊かな「福正宗」樽酒。
明治に生まれ、昭和50年(1975)に76歳で没するまで生涯を金沢で過ごし、多くの作品を遺した俳画家・小松砂丘。「砂丘、筆紙を選ばず」と伝わるほど創意旺盛な画家で、懐紙や布、陶磁器などにもさかんに絵を描いては俳句や文字を添え、その一部が市内ゆかりの飲食店に今なお残り、多くの人々に愛されています。砂丘の人柄そのもののような、とらわれのない自由な作風。おおらかで素朴でありながら、どことなく洒脱な作品の数々は没後40年を過ぎて今再び注目を集めています。
金沢の町の文化人と醸造家、大変な愛酒家でもあった小松砂丘翁と福光屋の親交は深く、福光屋が昭和43年に新社屋竣工の内祝いを用意するにあたり、砂丘に「福正宗」の銘を書き入れた九谷焼の徳利の製作を依頼。砂丘は九谷の白磁に染付のみ、または赤絵のみで、銘とともに梅や竹などを添えた酒器を1万数千個も手描き制作しました(“砂丘徳利”の愛称で、現在も直営店で数量限定販売)。さらに、福正宗の広告のために絵や宣伝文などをお願いするなどご縁を深め、昭和50年頃には砂丘の作品を「福正宗 菰冠 特別純米」の化粧箱に配して発売。40有余年を経た今現在も当時と変わらぬ佇まいで、ハウスブランド「福正宗」に豊かな情緒を添えています。樽に収められたお酒は、つねに味を磨き続け、ふくらみのある旨味とキレのよい後味が特長の「福正宗 銀ラベル」。文化と味わいが一つの形になって、金沢らしさをお届けできることは、福光屋の幸せでもあります。
厄除けのお守りとして馴染みのある郷土玩具「加賀八幡起上り」が描かれた手ぬぐいです。朱色に松竹梅が描かれた愛らしい姿が特徴です。大正から昭和にかけて数多くの作品を残し、福光屋とも縁の深かった俳画家・小松砂丘の貴重な残画を手ぬぐいにしました。
2018年9月にSAKE SHOP福光屋 丸の内店で行われた画家・牧野伊三夫さんの企画展開催に伴い刊行された書籍です。
タイトルとなった小松砂丘は明治時代に能登で生まれ、生涯を金沢で過ごした俳画家です。 牧野さんは6年前、金沢の酒蔵・福光屋の店頭で50年前に制作された「砂丘徳利」を偶然手にします。 その徳利に魅せられた牧野さんは砂丘の作品やゆかりの地を訪ねる金沢への旅に出ます。旅のエピソードとともに牧野さんならではの鋭い分析や批評を織り交ぜ、砂丘への思慕に溢れた文章と挿絵で綴られています。小松砂丘の魅力溢れる人物像が浮き彫りとなる一冊です。