2008年頃のブームがひと段落して、今やすっかり定番調味料になった塩糀。味噌、醤油、酢とならぶ醗酵調味料の一つでありながら、和食のみならず洋風料理にも活用できることから日々の献立に欠かせない方も多いのではないでしょうか。
福光屋では甘酒づくりに欠かせない米麹と仕込み水、塩のみで仕込んだ「酒蔵仕込み 生 塩糀」をつくっています。酒蔵の一角で少量ずつ丁寧につくる、醸造元ならではの“生の塩糀”です。火入れ殺菌しないことで、醗酵によって生成された酵素が生き続けているのが特長。食材のたんぱく質を分解するはたらきが強く、お肉や魚をやわらかくする効果があります。塩味の奥に甘味や旨味をじんわり感じるのは、お米の旨味であるアミノ酸が豊富であることと、米麹のでんぷんが酵素によって分解されてブドウ糖に変化しているため。食材によく浸透し、塩味と旨味をまとわせて、味噌や醤油にない広がりをみせてくれるのが塩糀です。
忙しい師走の時短メニューに役立つことはもちろん、フライドチキンや鶏ハムの下味つけやスープ、鍋料理の隠し味など、季節のご馳走づくりにも重宝します。フレッシュな塩糀の美味しさをそのまま楽しむには、柑橘類の果汁と合わせてドレッシングや和え衣にするのもおすすめです。従来品は瓶入り250ｇでしたが、パウチ型300ｇにリニューアル。より扱いやすく、お手頃になりました。

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