にごり酒の最高峰が蔵出し。加賀鳶 新酒の醍醐味を存分に。 | こめから.jp | お米のチカラで豊かに、上質に。

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2018.11.29.

にごり酒の最高峰が蔵出し。加賀鳶 新酒の醍醐味を存分に。

美しく白濁した色味と軽やかな発泡感が特長のにごり酒。搾りの過程で醪(もろみ)を完全に除去せず、粗漉しして意図的に澱を残したお酒の総称です。澱に残る酵母が醗酵ガスを生成し、口先でピリリと弾ける独特の個性をもちます。
近年ますます人気を集めるお酒の一つですが、にごり酒の醸造は蔵人らの熟練の技を要するものです。澱に含まれる醪成分は、にごり酒ならではのふくよかな旨味の源ではある一方、非常に繊細で雑味にも変化しやすいこと。澱に残る酵素によって熟成が進むことを見通した造りが求められること。などの理由から、数量をごく限って販売する季節酒でもあります。
そのようなにごり酒の、いわば頂点ともいえるのが「加賀鳶 純米大吟醸 にごり・生」。福光屋では純米大吟醸クラスのにごり酒は、この一銘柄しかありません。「今年は、にごり酒ならではの米の旨味をしっかりと感じられるふくよかさ、大吟醸ならではの華やかな香り、搾りたてのフレッシュさが揃って、すいすい飲めるお酒に仕上がった」と、板谷和彦杜氏。決して甘すぎず、重すぎず、加賀鳶らしいキレのよい後味があって肴を選びません。鴨や鮟鱇、鰤しゃぶなどの濃厚な味わいの食材ととくに好相性です。

ここで日本酒好きの方へ、にごり酒のもう一つの楽しみ方をご紹介します。この加賀鳶純米大吟醸にごり酒は、山田錦100%、精米歩合50%、生酒、生詰めです。まったく同じ条件で仕込んだ、にごり酒ではないお酒が「加賀鳶 純米大吟醸 藍 しぼりたて・生」(3月発売、季節限定酒)。「同条件の純米大吟醸でも、にごり酒には厚みのある吟醸香、奥行きのある旨味。もう一方には透明感のある吟醸香、洗練された旨味がある。そんな風にお酒の違い、味わいの個性を比べるのも面白い」と、ブレンダ―の福田理彦。蔵出しが続く新酒の季節。一歩踏み込んだ飲み比べも、日本酒への理解がさらに深まって楽しみの幅を広げてくれます。

加賀鳶 純米大吟醸 にごり酒・生
フレッシュで香り豊かな大吟醸にごり酒

契約栽培の「山田錦」のみを使用した、純米大吟醸のにごり酒です。純米造りから生まれる完熟したもろみの軽味に加え、にごり酒の発酵ガスを含んだフレッシュ感を、吟醸香とともにお楽しみください。

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