香り高くなめらかな味わいの生酒で、素材の持ち味をいかしたお料理と絶妙な相性を示します。氷室開きの時期に蔵出しいたします。今年は昨年よりも長く氷温貯蔵しており、甘さとボディがあり、華やかな吟醸香とハーブの香り、フレッシュな味わいの生酒です。
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2018.6.27.
7月1日は氷室の日。加賀藩の伝統行事にちなんだ酒「氷室献上」。
金沢には、藩政時代、代々の加賀藩主が暑中見舞いの品として、江戸の徳川将軍家に大寒の頃に仕込んだ天然の氷雪を献上した故事があります。旧暦6月の朔日、氷室の節句の頃に行われたこの行事はその後城下に広まり、現在は7月1日を「氷室の日」、前日を「氷室開き」とし、氷室饅頭や竹輪、杏などを贈り合って夏の無病息災を願う金沢の風物詩となっています。
福光屋の「氷室献上」は、このような加賀藩ゆかりの風習にちなんで誕生したお酒です。献上の名にふさわしく、酒米の最高峰・山田錦のみを使って丹念に仕込んだ純米大吟醸の生酒を氷室の氷のごとく氷温で貯蔵しました。ちょうど零度に管理された氷温貯蔵は、それぞれに異なる香りと味わいの熟成度合いが最もよくまとまり、他にはない豊かな吟醸香となめらかな口当たりに仕上がります。「今年の氷室献上は熟成期間を長めにもうけ、香りと味わいのバランスをさらにじっくり整えました。品のある甘味が増し、まろやかな口当たりとなって夏らしい料理によく合うお酒です」と、板谷和彦杜氏。よく冷やし、水なすや鮎の塩焼き、はも、きすの天ぷらなど旬の味覚と合わせるといっそう美味しくお楽しみいただけます。
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