9月9日は重陽の節句です。この日は、健康と長寿を願って菊酒を飲む風習がある他、「燗酒はじめの日」でもあります。
そこで、今年は菊酒を飲んで無病息災を願うとともに、温め酒（ぬくめさけ/燗酒）の魅力を見直し、燗酒には欠かせない徳利や、忘れられつつある燗酒道具「徳利袴」に着目しました。
当時の古道具や、作家の方々に思い思いの今様の徳利袴を提案していただきました。
「袴」としても「器」としても、「徳利袴」のイメージを新たにする、個性豊かな秋の催しです。

山本美文 (木工)
池谷美奈美（ガラス）
西原亜也（古物）

◎9月5日と6日、BARではお勧めのお燗酒や、重陽乃菊酒とおつまみをご用意いたします。

徳利袴
筒型または、ます型の器で、燗(かん)をつけたお酒、徳利の持ち運びや膳に据える際の安定のために用いられる専用の道具。

※今展はお酒道具の企画展となりますので、各作家の定番作品の販売はございません。